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ΟΡΓΑΝΟΝ​

 

私的な哲学や日常の記録を自ら考案した自らの文字で記している作品シリーズΟΡΓΑΝΟΝ(オルガノン)は、3.11以降制作を開始した。

 

ギリシャ語で「道具」という意味を表すΟΡΓΑΝΟΝという言葉を「文体は意識を具現化するための道具である」という考えのもと、シリーズ名として引用している。

 

言語や文字は、話者や筆者がこの世に一人しかいないとしても、文法が存在するが故に、やがて解明される可能性を内在し続けると考えている。

 

ΟΡΓΑΝΟΝシリーズの制作は単なる自閉が目的ではなく、自らの言論の自由を守るためであると同時に、文字を共有するモノ同士の時空を超えたコミュニケーションの実験でもある。

 

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